スタンディングウェーブ現象

車のタイヤは、回転することによって路面に接地すると同時にゆがみが生まれるものの、さらに回転して次に同じ面が接地するときまでには、前回接地したときに生じていたゆがみは解消しているのが通常の状態です。しかし、スタンディングウェーブ現象とは、空気圧が低下しているタイヤで高速走行を行ったとき、路上にタイヤが接地した部分にできたゆがみが波のように変形してしまう現象(波うち現象)のことをいいます。通常のときにできるゆがみと同様に、元の形に戻ろうとして、波型の変形がタイヤの前後左右の部分にも伝わりますが、この変形が解消される前に、またタイヤの同じ面が道路に接地してしまい、さらに大きな変形が引き起こされます。これは、タイヤの軸までは伝わることのない現象であるため、なかなか運転手などの乗車者には気がつきにくいのが特徴です。しかし、気づかないまま運転を続けると、引き起こされ続けるゆがみによって急速にタイヤの内部の温度が上がり、短時間でタイヤが破壊されてしまいます。この現象を予防するには、まずタイヤの適正な空気圧を保つこと、車の積載容量を守ること、そして無理な高速運転をしないことがあげられます。特に、空気圧については、ガソリンスタンドでも測定してくれるところが増えていますので、まめにチェックするようにしましょう。

Comments are closed.